メンテナンス
メンテナンスの必要性
メンテナンスをしていますか?
太陽光発電は長寿命といわれていますが、経年劣化や気象により故障する可能性は十分あります。 太陽光発電が故障をすると…発電量の減少漏電や短絡(ショート)による発熱や発火 太陽光発電が故障をすると…発電量の減少漏電や短絡(ショート)による発熱や発火 機器の見た目に問題がなくても、内部で不具合が生じていることもあります。
そのため、外観の検査だけでなく、専用の測定器による点検を行う必要があります。
また、定期的にメンテナンスを行えば、長期間にわたり性能を維持してご使用いただくことが可能です。
電気に関する専門知識のあるサンハーツにおまかせください。
検査の流れ
安心・安全にご使用いただくため、定期的に周辺環境を確認することをおすすめします。遠方や高所で確認できない場合は、弊社が代わりに現地へ行ったり、ドローンで撮影して確認いたしますので、お気軽にご相談ください。
01 お申込み 02 お見積り 03 ご契約 04 点検実施予定日 05 点検実施 06 分析 07  診断報告 08 改善 09 最終報告書
基本作業内容
太陽光パネルの寿命は経年劣化やメンテナンス不足が原因で期待している寿命より早い段階で大幅に発電量が減ってしまったり事故につながる恐れがありますのでお早めにご相談ください。
ドローン点検導入
※設置場所によりドローン又はハンディサーモグラフィでの検査となります。
定期点検項目のメニュー
太陽光発電システム保守点検ガイドラインに基づいた項目
低圧連携50kW未満の太陽光発電システム(一般用電気工作物) 01 構内巡視 発電所構内の異常の有無を確認します。
・(地上)敷地やフェンス、出入り口、雑草や樹木の繁茂状況等の確認
・(屋根)屋根葺材等の異常確認(立ち入りができる場合又はドローン確認)
・太陽電池や架台の異常確認
・バワーコンディショナーなどの機器類設置状況の異常確認
・機器類・配線・配管等の劣化、異常確認
02 発電状況の確認発電状態において発電システムの稼働状況を確認します
•発電リモコン等による発電状態、エラー履歴等の確認
•交流側機器類各部の電圧測定により電圧上昇による発電抑制の有無確認
•ドローン又はハンディサーモグラフィによる太陽電池の異常発熱(ホットスポット等)の確認
•ハンディサーモグラフィによるパワーコンディショナーなどの機器類各部の発熱の確認 03 設備の劣化状況や異常の確認発電停止状態において、各種測定を行います
太陽電池関連(シリコン結晶系太陽電池の場合)
・開放電圧、 ブリーダ抵抗を用いた開放電圧測定
・インターコネクタの高抵抗化・断線検出
・バイパスダイオード開放故障、短絡故障の検出
・絶縁劣化測定
・I-V曲線測定(必要な場合)
※ CIS 系太陽電池の場合は別途ご相談ください。
連系用配線、機器関連
・接地抵抗測定
・絶縁抵抗測定
・漏電遮断器の動作確認等 04 測定において異常個所を認めた場合は、故障箇所を特定します
(設備設置箇所に立ち入りできる場合)
(注)測定を伴う点検は雨天時には実施できません。
 
※50kW以上も電気主任技術者様と調整、ご相談の上メンテナンスいたします。
見えない不具合を見逃さない測定機器

外観ではわからない太陽電池の不具合を特殊な測定器で検出

太陽光発電システムは、太陽電池やパワーコンディショナー、接続箱等およびそれらをつなぐ配線や配線器具等によって構成されています。
パワーコンディショナー等の電気機器や配線不具合は漏電検査と目視点検・触診等で、太陽電池等を固定する架台等の金具類の劣化は目視点検・触診等でその多くを見つけることが可能です。
太陽電池は当初『メンテナンスフリー』として普及を図ってきましたが、長期間屋外にあるという環境から外観では判別のつかない内部劣化が進行し、発電量が著しく低下したり、火災の原因にもなり得ることがその後の研究により判明してきました。
太陽電池は、表面のガラス割れのような外観で判別できる不良以外に、外観ではなんら問題ないと思われる状態であっても内部(内部配線の半田付けや内部部品)が劣化していることがあるのです。
内部劣化がある状態で発電を長期間継続すると、劣化箇所が局所的に発熱したり、発電量が低下することがあります。内部劣化を検出するためには太陽電池に特化した測定器を使用する必要があります。

サンハーツでは、目視や触診に加え、太陽電池専用の特殊な測定器を駆使して、太陽電池の内部劣化を検出します。

検出方法
(測定器又は測定方法)
太陽電池の内部劣化に
起因する不具合
放置すると起きる
可能性のある障害
ドローン+サーモカメラ
又はサーモカメラ(手持ち)
ドローン+サーモカメラ異常発熱
局所発熱(ホットスポット)
発電量の低下
太陽電池の発熱・発火
バイパス回路検査装置バイパス回路検査装置バイパス回路故障※1発電量の低下
太陽電池の発熱・発火
インタコネクタ抵抗測定装置インタコネクタ抵抗測定装置内部配線の抵抗値の
増加・断線※2
発電量の低下
太陽電池の発熱・発火
開放電圧測定+
ブリーダ抵抗を用いた
開放電圧測定
発電電流測定
開放電圧測定+ブリーダ抵抗を用いた開放電圧測定発電電流測定発電低下発電量の低下
太陽電池専用絶縁抵抗計
漏れ電流測定
太陽電池専用絶縁抵抗計漏れ電流測定漏電火災・感電
I-V特性測定装置I-V特性測定装置モジュール性能の低下
その他故障
発電量の低下
その他故障
配線経路探査器
漏れ電流測定
配線経路探査器漏れ電流測定故障個所の特定
配線経路不明※3
ここに記載する不具合は、いずれも外観では判別できません。
上記は主にシリコン系太陽電池モジュールの測定機器類について記載しています。
上記不具合は、サーモカメラによるもの以外太陽電池モジュールのストリング(数枚~20枚程度を直列に接続したもの)単位に抽出します。
日本電機工業会・太陽光発電協会編『太陽光発電システム保守点検ガイドライン2019.12改訂版』に基づいた測定方法等になります。

※1 バイパス回路とは、太陽電池内部で局所発熱等を回避する安全装置に相当するものです。
バイパス回路゙が故障すると、発電量低下や局所発熱を発生させ、放置すると発火に至ることがあります。
落雷等により、バイパス回路だけが故障する場合があります。

※2 内部配線とは、太陽電池モジュール内に組み込まれている太陽電池セルを接続する配線をいいます。
太陽電池モジュール内部には出力や種類により48枚、60枚、72枚程度の太陽電池セルが組み込まれています。

※3 上記測定器類で検出された不具合の太陽電池モジュールを含むストリング(数枚~20枚程度の太陽電池モジュール)から、不具合の太陽電池モジュールを特定します。
また、設置工事時に直流回路配線図・系統図等が作成されておらず、管理ができない場合に配線経路の特定を行い、配線図または系統図を作成します。

メンテナンス価格
安心・安全にご使用いただくため、定期的に周辺環境を確認することをおすすめします。遠方や高所で確認できない場合は、弊社が代わりに現地へ行ったり、ドローンで撮影して確認いたしますので、お気軽にご相談ください。
メンテナンス費用 メンテナンス費用
●管理図面の提出をお願いいたします。なお、管理図面作成のご要望があれば作成いたしますので、ご相談ください。
●遠隔地・作業条件等により価格は変動いたします。
●当該施設の電気主任技術者と相談の上、お見積りを提出いたします。
●当社の経験豊富なスタッフが、ご相談・ご対応させていただきます。
このページの topへ